私は記憶にないのですが、私が生まれてから始めて撮った記念写真があります。
それは母親が実家で私を生んだ後の写真のようです。
私は着物を着ていて、顔がパンパンでいかにも赤ちゃんらしい感じで映っています。
他には母親の祖母、両親、そして妹や弟などが映っていました。
私がその写真を見たのは、私がかなり大きくなってからです。
なので、写真の中の家族は誰もがとても若く、それに驚いていたのを覚えています。
母親の弟はまだ学生だったので、制服を着ていました。
映っているみんながとても素敵な笑顔で映っていました。
私は母方では初孫だったと言うこともあり、その喜びが笑顔に現れていたのでしょう。
自分がそこに映っていますが、まったく記憶がないので、どこか俯瞰的に見てしまうところがあります。
ですが、年々、自分も年を重ねるとともに、家族の気持ちが分かるようになりました。
若い時は反抗したりしていたこともありますが、純粋に家族が増えることは本当に嬉しいことなのだと思います。